エクイティリスクプレミアが低下して、株式投資へのリスクが増しています。
このままプレミアが剝げ落ちていくとリスクを取り株式に投資するメリットが薄れ
株価に良い影響を与えません。
PPIやCPIもインフレを予想よりインフレに寄与する結果でしたが
直近のCPI後のアナリストの見方は割れているようです。
その中で
MUFGの見方は、10/4と10/6をダブルトップ(毛抜き天井)の可能性を指摘しています。
(米10年国債利回り 日足)
まだ買い目線ですので
金利の上昇が止まり、本格化する米国決算が良いことを祈ります。
しかしながら
下チャートからも
過去の暴落時の金利水準から危険水域にあるのは感じます。
(米10年国債利回り 長期+暴落)
上チャートにEquity Risk Premiumチャートを重ねることができれば
判断もしやすくなるのかもしれませんがネットでは見つけることはできませんでした。
金利上昇が加速した場合にどのようなことがおきるか
米国10年債利回りが上昇することで引き起こされるオーバーキルのいくつかの要因をあげます。
1.金利の急騰による資産価値の減少
米国10年債利回りが急上昇すると、
債券価格が下落し、債券保有者にとって資産価値の減少をもたらすことがあります。
これは投資家や金融機関にとってオーバーキルとなり、
資産の急激な減少を意味します。
2.融資コストの増加
金利上昇は融資コストの増加をもたらし、
特に住宅ローンなどの金利に影響を及ぼします。
急激な金利上昇は住宅市場においてオーバーキルとなり、
住宅購入意欲や住宅建設に悪影響を与える可能性があります。
3.企業の融資と収益に影響
企業は融資を必要とする場面があり、
金利上昇は企業の融資コストを増加させるため、
収益への影響が出ます。急騰した金利が企業の業績を悪化させる可能性があり、
経済全体に悪影響を与える可能性があります。
4.通貨価値の変動
高金利環境である米国に資金が流入することで、ドルの価値が上昇し、
他国の通貨に対する影響を及ぼすことがあります。
5.株式市場への影響
金利上昇は株式市場にも影響を及ぼし、
特に高成長株やテクノロジー株に対しては株価の下落をもたらすことがあります。
急激な株価の下落がオーバーキルとなり、株式市場の安定性に悪影響を及ぼす可能性があります。