アルコールが代謝され、最終的に酢酸も生成されると聞き調べてみました。
主に動物実験や一部の人間に対する小規模な研究に基づいています。
以下に、その背後にあるアイデアと具体的な研究の例を示します。
お酢に含まれる酢酸は血糖値の安定化や満腹感の促進を進めるようです。
１．血糖値の安定化
お酢に含まれる酢酸は、食事の後の血糖値の上昇を抑えることが知られています。
高血糖の状態は、飲酒欲求を増加させることがあるため、血糖値の安定化が飲酒欲求
を軽減する可能性があります。
２．満腹感の促進
お酢の酸味が食欲を抑え、満腹感を促進することが報告されています。
これにより、飲酒の誘惑に対処しやすくなる可能性があります。
３．研究の例
2019年の研究（Cell Reports）は、アルコール依存症のラットにおいて、
酢酸を含む酢の摂取がアルコール摂取量を減少させる可能性を示唆するものでした。
以下はこの研究の詳細です：
➀研究概要
タイトル
"Acetic Acid Suppresses the Increase in Ethanol Drinking in Chronically
Ethanol-Drinking Rats"
②掲載
Cell Reports, 2019
③研究目的
この研究は、アルコール依存症のラットにおいて、
酢酸（酢に含まれる成分）のアルコール摂取量への影響を調査しました。
④研究結果
研究によると、酢酸を含む酢を与えられたアルコール依存症のラットは、
アルコールの摂取量が減少したと報告されました。
酢酸を摂取したラットは、アルコールをより少なく摂取する傾向があったと
されます。
⑤研究の考察
研究者たちは、酢酸のアルコール依存症における影響についていくつかの仮説を
立てました。一つの仮説は、酢酸がアルコールの報酬系を調整し、
アルコール摂取への欲求を抑えるのに寄与した可能性があるというものです。
⑥限界と展望
この研究は小規模で、動物実験に基づいています。
そのため、人間に対する適用可能性は明らかになっていません。
また、酢酸によるアルコール依存症の治療法としての実用性を示すには、
さらなる研究と臨床試験が必要です。
この研究は、
アルコール依存症やアルコール乱用に対する新しいアプローチを模索するための一歩
であり、今後の研究によってその有効性や安全性がより詳細に検討されるでしょう。
お酢をとる効果として、血糖値の安定化や満腹感の促進効果があり
マウスの実験ではアルコールの摂取量が減少しています。
まあ、信じるものは救われる。じつのところ
酢酸はアルコール報酬系の回路を調整する物質なのだ。
最近、リンゴ酢を飲んでいて断酒も継続している。
